おっさんサバイバーの諸君、ごきげんよう。
さて突然であるが、車の買い替えの際、乗り換え前の古い車はどこに売るのが良いだろうか？
以下、おっさんネコの実体験に基づいた、中古車の売り方について書いてみようと思う。
2024年12月ごろ、俺が長年乗ってきた愛車のインプレッサ WRX STi がいよいよ調子悪くなってきた。当然のようにオイル漏れはするし、パワステが効かなくなってハンドルが切りにくくなったり、ウォッシャー液のノズル（鼻みたいな奴）がいつの間にか取れて無くなっていたり、そういえばクラッチが限界を迎えて走れなくなり交換ぜざるを得なくなったりで、いろんな故障があったが、まあその都度直しながら乗っていた。新車で買ってから16年、距離も33万キロでそれなりに走っていたので、よく頑張ってくれたと思う。
で、12月ころにはエンジン警告灯がついてライトの向きも下がって近くしか照らせなくなったりしていた。さらに2025年の4月には車検を通さなければならない予定になっていた。
「そろそろ次の車を探すか～」とグーネットやカーセンサーをチェックしていた。個人的にスバルが好きなので、自分も年を取ってきたしアイサイト付きの車を探していたところ、アイサイトVer3付きのフォレスターが地元のディーラーがやってる中古車店で142万円で売っていた。
これでいいかー、とディーラーに見に行ったついでに、古い車の下取り価格を聞いてみた。「査定するんでちょっと待ってください」と待っていると、出てきた金額はなんと驚愕の1000円である！ 1万円じゃないよ、千円だよ。いやー、これだったら庭に置いといて畑に行くのにでも使ったほうがまだ有効活用できるわ。そう思ってディーラーには下取りに出さずに、142万円のフォレスター中古車を買うだけにした。
さて、古い車をどこかで売らなければならないのが、どうしたものか。。
取り合えず、複数の業者に同時に見積もりをしてもらえるサイトに登録してみた。カーセンサーの「簡単ネット車査定」である。こういうサイトに登録すると各社から電話がかかってくると知っていたので、普段使ってない2台目の電話番号で登録してみた。
3社くらいから電話がかかってきた。A業者とB業者は「実際に車を査定に伺いたい」とのこと。こんな田舎まで来てもらうのは少し気の毒だが、まあそれも仕事だから仕方なかろう。
C業者は「車の写真を撮って送ってくれ」とのこと。めんどくせえ。。
という事でA業者とB業者のみに査定に来てもらった。両業者とも20代の若い兄ちゃんである。B業者は千葉からはるばる来たらしい。大変だな。。
最初、別々の時間帯に来てもらうつもりだったのだが、A業者の兄ちゃんが言うには「B社さんと同時に金額提示させてもらったほうが高くなりますよ。」とのことだった。ちょっと口車に乗せられた気もするるが、そうすることにした。
A業者君とB業者君はお互いに事前に打ち合わせしないまま名刺の裏に買取り金額を書き、同時にオープンにする、とのことだった。いわゆる入札方式である。
A業者君に「どれくらいなら売っていいと考えてますか？」と聞かれた。ディーラーで千円と言われていたので、かなり吹っ掛けて「50万くらいですかね」と適当に言っておいた。
両社とも自社に電話をかけて綿密に金額を考えていたようだった。
さて、入札として名刺の裏に書かれた金額は。。。。
A業者が524,000円、B業者が505,000円であった！ ディーラーで1000円査定だったものが、50万円以上になるとは。。。マニュアル車で、もしかしたら海外に売るのでこの金額を付けられるのかもしれない。
かくして、俺のインプレッサは524,000円で引き取られていった。
教訓：中古車はディーラーに売らずに複数業者に見積もってもらおう。金額を聞かれたら、すぐに売りたいという雰囲気は見せずに、高額で吹っ掛けてみよう。
